「サイロの屋上に設置しているバグフィルターを入れ替えたい」との依頼がありました。既設のバグフィルターは老朽化して錆(サビ)が目立ち、ただでさえ高い位置にあるサイロからさらに5.5m程の高さになるので点検のために登ることを躊躇してしまうほどの高所です。実際に作業をする方からも「この状況を改善して欲しい」とのご要望がありました。アコーが考えて設置した事例をご紹介します。

置き換え前-Before-

最初に使われていた鉄製のバグフィルターは、海が近く潮風にさらされている環境のため、本体だけではなくハシゴや手すりにまでサビが出ており老朽化が進んでいます。内部のフィルターは布を筒状に巻いた円筒ろ布フィルターです。上部までの高さは約5.5m(メートル)程になっています。

プリーツバグフィルターに置き換え-After-

アコーのプリーツバグフィルターに置き換えました。今回扱う粉であれば、粉の剥離性を考慮してもプリーツフィルターで十分機能することがわかっています。プリーツフィルターは円筒ろ布と同じ口径でろ過面積が4倍です。その分高さを縮めることができ、約2.4mまで抑えられました。人がバグフィルターの上に立っても以前ほどの恐怖を感じない高さです。本体からハシゴ・手すりまで材質をすべてステンレスを使用することで塩害対策しました。

一機ずつ置き換えていき、2つのサイロの屋上にあったバグフィルターをすべて置き換えました。約7年経過した今でも、フィルターを交換することなく順調に稼働しています。性能はそのまま、高さを抑えて設計した導入事例でした。

今の作業環境にお困りごとがある方は、アコーまでお気軽にご相談ください。