湿式集塵機ウェットスクラバーの「捕集テスト」の様子をご紹介します。 今回は「吸引した粉塵が排気口(ガス出口)から漏れないか」の3つのテスト方法です。

テスト1・2はスクラビング部が1段の「ウェットスクラバー」とスクラビング部が2段の「ダブルスクラバー」の2つを比較、テスト3は「水が入っていないウェットスクラバー」を含めた3つで比較し、集塵効率を比べて適した集塵機を選定します。今回の粉塵は黄色です。
▲アコー標準の湿式集塵機「ウェットスクラバー」とスクラビング部が2段の「ダブルスクラバー」
 

テスト1:粉塵漏れ量(着色判定)

ガスの出口にプリーツフィルター※を1本設置して10分間運転。運転後、プリーツフィルターへの着色具合で粉塵が漏れている量を確認します。 ※アコーのプリーツフィルターは1μm以下の粒度の粉塵も捕集可能  

テスト2:粉塵漏れ量(目視)

ガスの出口から出る排気を目視で確認。粉漏れがあった場合は黄色のガスが出てきます。  

テスト3:粉塵漏れ量(着色判定)

ガスの出口に黒い布を貼り粉塵漏れの度合いを着色で比較。ウェットスクラバーとダブルスクラバーに加え、水の捕集力を確認するため「水なしウェットスクラバー」も試します。 上記結果より「ダブルスクラバー」が適していると判断できました。このほか様々な方法でテストすることが可能です。具体的な数値で結果を知りたい場合は、地元の作業環境測定機関に相談することをおすすめします。その他、気になることがあればお気軽にお問い合わせください。 お問い合わせはこちら>>